コーヒー





お昼過ぎ、アナタのもとへ電話が入る。

娘が通う小学校の担任からだった。

アナタは受話器越しに、担任の先生から信じられない事件があったことの報告を受ける。

仕事を早退し、すぐに小学校へと向かうことになった。





小学校の頃を思い出してほしい。

4時間目が終わると給食の時間になる。

僕は給食の時間が"待ち遠しく思う側”の子供であった。

クラスに欠席者がいる日は、その分の給食が余る。

それを”ジャンケンをして奪い合う側”の子供というわけだ。

一方、一人前分の給食すら食べれない側の子もいた。

給食が終わると掃除が始まる。

掃除時間になっても残されて、給食を食べている子が3名ほどいたのだ。

僕の小学校の先生は、その部分は厳しかった。

食べ物を粗末にしてはいけないという考えからなのだろう。

僕は彼女たちに近づき、『食べてやろーか?』と言っていたものだ。

ヒーローになりたかったわけではない。僕の成長に給食の量が間に合っていなかっただけである。

その子たちは、悲しい顔をして無理やり口に給食を詰め込んでいく…。

この世に、”正しい”なんてあるのだろうか?

僕がそんな疑問を持つようになった時期は、この頃からだったかもしれない…。







昼休みの時間、担任の先生のもとへ学級員の子が駆け込んできた。

『先生、〇〇ちゃんが!!』

先生はすぐに校庭の隅にあるニワトリ小屋へ急いだ。

小屋を開けると、一人の生徒がニワトリの首を持ち、片方の手にはハサミを持っている。

手や洋服は血まみれだ。

先生はすぐにその生徒を取り押さえた。

他の先生たちも集まり、担任は親へ連絡をする。






親であるアナタは学校へ到着する。

先生から事情を聴き、娘へ問いただす。

『なんでそんなことしたの!?』

すると、アナタが来るまで黙っていた娘は口を開いて言った。


今日の夕飯にしようと思っただけよ…。


 




さて、この場合に間違っているのは誰だろう。

親であるアナタはなんと教育していく?

なんでもバランスよく食べることが健康に良いと教えているはずだ。

鳥も、豚も、牛も、野菜も、魚も…。

僕もそう教わって育った。

お肉を食べるとパワーがでると思い込んできた一人だ。

でもだ。

自分の娘がニワトリをさばきだしたら、アナタはなんて言うかな?

動物の命を大切にしなさいって言うのかな?

食べるのはスーパーに並んでる肉だけって言うのかな?

それとも、”食べる側”はいいけど、”殺す側”はダメだと?






この世に、”正しい”なんてあるのだろうか?

僕は”動物を食べない側”というだけである。

人生の途中から、自分の意思で変えたまでだ。

ちなみにタイトルの写真は、この記事を書いているときのコーヒーとマクロビ派だ。

マグカップは、以前に好きだった地元のステーキ屋のものだ。

誕生日のときに先輩がプレゼントしてくれた。

肉は食べなくとも、ステーキ屋のマグカップは大切に使っている。

これは僕の道徳心である。


#肉が美味しいのではない
#味付けが美味しいんだ

#いただきます!と心を込められたって、僕は食べられたくない側



道徳の時間 -完-



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僕は無職で夢男



○会社を辞めキャンピングバスで旅した実体験小説
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妖精は小さなおじさん


○人生の真理を表現した短編小説
幸せの映画館


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